20世紀に生まれ育った私たちにとって、21世紀は夢の世界でした。鉄腕アトムのようなロボット、宇宙旅行、スーパーカー、癌の撲滅などバラ色の世界を予想していました。実際、少し前には夢のように思われていたことが実現し、私たちの暮らしを大きく変えたものもあります。たとえば、小型の携帯電話で世界中に旅行しても電話ができるといったことは今では当たり前のことになりましたが、全国のどこへでも電話交換手を使わないで電話できるようになったのは、1979年のことでした。ごくわずかのうちに、社会は大きく変わりました。夢に向かっての科学者や技術者たちの努力が形になってきたわけです。 ただ、夢見たはずの21世紀に入ってすでに10年がたちましたが、日本はもちろん、世界各国も様々な問題に苦しんでいます。そのため、多くの人たちが将来への夢を失っているようです。たとえば、内閣府が実施している世論調査では、「将来の生活が良くなる」と楽観的な見方をしている人は、1970年ごろには40%近くだったのに、今や10%を切っています。逆に悲観的な見方をする人は、かつては10%以下だったのが、今は40%近くになっています。 しかし、悲観するだけでは、将来は切り開けません。20世紀の私たちがそうであったように、「夢を追いかける勇気があれば、すべての夢は実現できる」(ディズニーの創始者ウォルター・ディズニーの言葉)と信じて、夢を抱いて前に進んでいこうではありませんか。 そこで、今年度の公開講座では、20世紀が夢見ていたことが現在どの程度まで実現できたのかを振り返りながら、今、科学者は何を夢見て研究を進めているのか、そうした研究が未来をどのように切り開いていくのかなどについて、様々な分野の最先端で研究をしている名古屋大学の研究者に語っていただくことにしました。

20世紀に生まれ育った私たちにとって、21世紀は夢の世界でした。鉄腕アトムのようなロボット、宇宙旅行、スーパーカー、癌の撲滅などバラ色の世界を予想していました。実際、少し前には夢のように思われていたことが実現し、私たちの暮らしを大きく変えたものもあります。たとえば、小型の携帯電話で世界中に旅行しても電話ができるといったことは今では当たり前のことになりましたが、全国のどこへでも電話交換手を使わないで電話できるようになったのは、1979年のことでした。ごくわずかのうちに、社会は大きく変わりました。夢に向かっての科学者や技術者たちの努力が形になってきたわけです。 ただ、夢見たはずの21世紀に入ってすでに10年がたちましたが、日本はもちろん、世界各国も様々な問題に苦しんでいます。そのため、多くの人... Show more

Publisher Website | On Android | On iTunes | Feed XML

Related: higher-education education

Share: Share on Facebook Share on Twitter Share on Google Plus